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2007 Fiscal Year Annual Research Report

フィトクロムが関与する茎肥大のメカニズムとその生態的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 19580036
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

尾崎 行生  Kyushu University, 大学院・農学研究院, 准教授 (60253514)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大久保 敬  九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (80150506)
Keywords遺伝子発現 / 休眠 / フィトクロム
Research Abstract

本研究は根茎球根植物である食用ハスを対象として、「根茎肥大」の要因やメカニズムについて明らかにするとともに、「肥大根茎」の低温遭遇による生理的変化について調査することにより、「根茎肥大」と「休眠」との関係を明確にし、「根茎肥大」の生態的意義を明らかにすることを目的としている。
まず(赤色光/遠赤色光)比による根茎肥大制御について調査した。30℃ファイトトロンにおいて低(赤色光/遠赤色光)比率のフィルムで被覆した栽培を行うと、長日条件下であっても根茎の肥大が促進された。しかしながら高(赤色光/遠赤色光)比率のフィルムで被覆した栽培を行っても、短日条件下で根茎は伸長しなかった。14時間日長の暗期に遠赤色光による光中断を行っても、根茎の生育には影響を及ぼさなかったが、8時間日長の暗期の後期に遠赤色光による光中断を行うと根茎の肥大が抑制された。その一方で、8時間日長の暗期に遠赤色光による補光処理を行うと、根茎肥大が促進された。
無加温ビニルハウス栽培によって肥大させた根茎を異なる時期に掘り上げ、さらに掘り上げた肥大根茎をそのまま30℃ファイトトロンに移動、あるいは一旦低温に遭遇させた後30℃ファイトトロンに移動させて萌芽時期を調査したところ、低温に遭遇させない場合には掘り上げ時期が遅くなるほど出葉時期が早くなったが、低温に遭遇させた場合には掘り上げ時期による差が見られなかった。掘り上げ時期が遅くなるほど、また低温に遭遇するほど根茎の伸長は促進された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Rhizome transition to storage organ is under phytochrome control in lotus(Nelumbo nucifera)2007

    • Author(s)
      Masuda, ら
    • Journal Title

      Planta 226

      Pages: 909-915

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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