2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19580068
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
東江 美加 (野村 美加) Kagawa University, 農学部, 准教授 (50294749)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田島 茂行 香川大学, 農学部, 教授 (50116894)
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Keywords | SNARE / ミヤコグサ / 根粒菌 / 共生窒素固定 / 形質転換毛状根 / エンドサイトーシス |
Research Abstract |
根粒菌が宿主の根毛に接着すると感染糸を形成しその中で増殖しながら宿主細胞に進入し、感染糸が根粒原基に到達すると根粒菌はその先端からエンドサイトーシスにより宿主細胞に取り込まれる。我々は植物側の共生窒素固定に関与する遺伝子の検索を行うために、新規オルガネラ形成に関与するタンパク質としてSNAREに着目した。SNAREタンパク質は分泌タンパク質の小胞輸送関与するタンパク質であり、目的のオルガネラへ正確に物質を輸送するために必要なタンパク質である。かずさDNAデータベースからマメ科植物ミヤコグサに存在する SNAREタンパク質を検索し、ミヤコグサには少なくとも21個のQa-SNAREが存在することを明らかにした。これらタンパク質の機能解析は、RNAi形質転換毛状根を用いた。形質転換毛状根は全身性形質転換植物に比べ簡便に植物体を作成することが出来、またGFP蛍光により遺伝子導入の確認を容易に行うことが出来るので検索する上では非常に便利なシステムである。その結果、これまでにSyn1SNAREタンパク質の発現を抑制すると根粒原基の形成が抑制させることが確認できた。このタンパク質はアレー解析によって根粒内での発現があまり高くないことが分かっている。さらにGFP融合たんぱく質によりプラズマメンブレンに局在していることが明らかとなった。 以上の結果から、Syn1SNAREは、根粒菌の植物細胞内への侵入、特に感染糸の伸長過程でかかわるSNAREであると予想できる。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Barley grain with adhering hulls is controlled by an ERF family transcription factor gene regulating a lipid biosynthesis pathway.2008
Author(s)
Taketa S., Amano S., Tsujino S., Sato T., Saisho D., Kakeda K., Nomura M., Suzuki T., Matsumoto T., Sato K., Kanamori H., Kawasaki S., Takeda K.
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Journal Title
Proc.Nat.Acad.Sci.USA 105
Pages: 4062-4067
Peer Reviewed
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