2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19580114
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
吉田 雪子 Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (90271543)
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Keywords | F-box蛋白質 / ユビキチンリガーゼ / N型糖鎖 |
Research Abstract |
これまでの研究において、Fbs1はSCF型ユビキチンリガーゼの基質認識サブユニットとして糖鎖を認識することにより糖蛋白質をユビキチン化し、細胞における品質管理機構・小胞体関連分解におけるユビキチンリガーゼとして機能することを報告してきた。本研究に於いては、Fbs1のユビキチンリガーゼ複合体以外での生物機能を見出すことを目的とする。すなわち、基質としてではなくFbs1と相互作用する分子の探索を行いその複合体の機能解析を行うものである。Fbs1が糖鎖と相互作用するのに必須な残基に変異を導入し、糖蛋白質と結合しない変異体を用いてこれと相互作用する分子を同定したところ、Amotという血管新生に関わる分子が、本来はSkp1と結合するF-boxドメインを介してFbs1と結合することを発見した。Amotの抗体を作製し、実際にFbs1が発現しているマウス脳においてもFbs1-Amot複合体が存在することも示した。さらに、Fbs1-Amot複合体の形成とSCF型ユビキチンリガーゼの形成は競合的であることも見出した。しかし、試験管内の結合実験により、Fbs1とAmotの結合は直接的ではないようなので、今後、両者を結ぶ分子の同定を進め、Fbs1-Amot複合体の全貌を明らかとしていく。さらに、Fbs1-Amot複合体の標的分子がSCF型ユビキチンリガーゼとは異なり特異的なものである可能性について解析を進め、本複合体の脳における機構を解明する。
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Research Products
(10 results)