2007 Fiscal Year Annual Research Report
アグロバクテリウムを用いた海産プランクトンへの高効率な遺伝子導入法の開発
Project/Area Number |
19580206
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
足立 真佐雄 Kochi University, 農学部, 教授 (70274363)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 浩平 高知大学, 総合研究センター, 教授 (50211800)
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Keywords | 遺伝子導入 / 形質転換 / プランクトン / アグロバクテリウム / 微細藻類 / 珪藻類 |
Research Abstract |
本研究は、様々な海産プランクトンヘ適用可能な、高効率な遺伝子導入法を開発することを最終的な目的としている。初年度は、高効率な遺伝子導入法を開発するために、まず羽状目珪藻Cylindrotheca fusiformis由来のプロモーターを用いて、同目の珪藻Phaeodactylum tricornutumに対し、パーティクルガン法を用いて形質転換を試みたところ、従来の報告と比較して最も高い効率で、この形質転換が可能であることを明らかにした。この際、構成的発現型プロモーターのみならず、誘導発現型プロモーターも使用可能であることを合わせて明らかとした。本結果については、平成19年5月に山形大学において開催された第10回マリンバイオテクノロジー学会にて報告した。また、中心目珪藻であるThalassiosira pseudonana由来のプロモーターを用いて、餌料性微細藻類として重要な中心目珪藻Chaetoceros sp。の形質転換を試みたところ、これが可能であることを世界に先駆けて明らかとした。本研究成果については、平成19年9月に北海道大学にて開催された平成19年度日本水産学会秋季大会にて報告した。また、アグロバクテリウムを用いた形質転換を試みるために、ドイツ・Regensburg大学のKroger教授らに分譲して頂いた珪藻のプロモーターを含むプラスミドpNICgfp-bleと、豪州の国際農業分子生物学応用研究所(CAMBIA)より分譲して頂いたアグロバクテリウム用のTiプラスミドpCAMBIA2301を連結し、組み換えプラスミドを作製した。次年度は、これを用いて珪藻の形質転換を試みる予定である。
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Research Products
(2 results)