2007 Fiscal Year Annual Research Report
生物多様性を考慮した持続可能な環境共生都市・農村整備のあり方に関する研究
Project/Area Number |
19580261
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Research Institution | Hokkai-Gakuen University of Kitami |
Principal Investigator |
阿部 秀明 Hokkai-Gakuen University of Kitami, 商学部, 教授 (60183141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 昭男 北海商科大学, 商学部, 教授 (00271213)
柳川 博 北海商科大学, 商学部, 教授 (70166536)
笹木 潤 東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (00339087)
高橋 義文 北星学園大学, 経済学部, 講師 (60392578)
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Keywords | 生物多様性 / 都市農村整備 / バイオ燃料 / 持続的土地利用 / 環境影響評価 / 地域固有性 / 環境共生型整備 / ビオトープ |
Research Abstract |
本研究では、主に(1)社会経済の変化と生物多様性の現状分析(人間活動に伴う生物多様性のインパクト)、(2)生物多様性に係わる制度・関連施策の現状と課題、(3)生物多様性の保全と持続的利用に向けた具体的施策の3つの視点から調査・分析を実施し、それら結果を通じて、今後の生物多様性を考慮した持続可能な環境共生型都市・農村整備のあり方に関し提言を行うものである。 本年度の研究成果として、「生物多様性の保全と持続的利用に向けた地域固有の具体施策」の実態調査を実施した。具体的には、主にバイオ技術活用に向けた取り組みに関して、北海道の道東エリア(十勝・網走・斜里)の事例、並びに沖縄県におけるバイオ燃料の実態についてヒアリング調査を実施した。次年度では、今年度実施した生物多様性の保全と持続的利用に向けた具体的施策の実態調査に基づき、より具体的なバイオ燃料(バイオエタノール、BDF)の有効性に関して分析評価を実施する。例えば、(1)地域独自のプロジェクトによるバイオ燃料(バイオエタノール)が輸入バイオエタノールに対して地球温暖化対策面で優位性を持つかどうかについて、LCA分析を適用して検証する。経済性の評価については、北海道産規格外小麦原料のバイオエタノールとブラジル産サトウキビ原料のバイオエタノールガソリンの両者を比較評価する。
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