• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

小腸における酸化ストレス及びマクロファージの2型メモリー免疫応答誘導への関与

Research Project

Project/Area Number 19580344
Research InstitutionMiyagi University

Principal Investigator

森本 素子  Miyagi University, 食産業学部, 講師 (30250301)

Keywords酸化ストレス / 寄生虫 / 2型免疫応答 / サイトカイン / 好酸球 / 好中球 / LCM
Research Abstract

IL-4およびIL-13は2型免疫応答における主要なサイトカインであり、消化管内寄生虫の排除においても重要な働きを担う。研究代表者は虫が存在している局所に生じる免疫応答に注目し、小腸粘膜におけるこれらサイトカインの遺伝子発現解析を行い、宿主組織が虫と相対している微細環境における免疫応答について詳細を明らかにしたいと考えている。特に、本研究では、寄生虫に再感染した際に誘導される2型メモリー応答における酸化ストレス、好中球、マクロファージの関与について明らかにすることを目的といる。当該年度には、マウスに消化管内寄生虫であるHeligmosomoides polygyrusを感染させ、感染4日目に小腸を採取して凍結切片を作成し、マクロファージおよびの好中球の表面抗原に対する蛍光標識抗体を用いて、免疫染色を行った。その結果、小腸粘膜下にはシストが形成され、虫体の周囲には多数の好中球が集積しており、その周りにマクロファージがとりまいていることが観察された。また、alternative activated macrophages(AAMacs)についても体重染色法を用いて調べたところ、シストの周辺をとりまくマクロファージの中に、多数のAAMacs(CD206^+/F4/80^+)を認めた。現在、これらの細胞をLaser Capture Microdissection (LCM)法を用いて採取し、RNAを抽出して、IL-4、IL-13などのサイトカイン及びそのレセプターの遺伝子発現解析を行っているところである。今後は、酸化ストレスを抑制したモデルを作成し、同様の実験を行って酸化ストレスの2型メモリー応答への関与についてさらに検討する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 線虫感染マウスモデルを用いた2型免疫応答の研究2007

    • Author(s)
      森本素子
    • Organizer
      第54回日本寄生虫学会・日本衛生動物学会北日本支部合同大会
    • Place of Presentation
      仙台
    • Year and Date
      2007-09-22
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.myu.ac.jp/~farm/farm/morimoto/shokai/index.html

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi