2007 Fiscal Year Annual Research Report
アトピー性皮膚炎の皮膚常在微生物を指標とした治療反応予測因子の系統的検出
Project/Area Number |
19590164
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
杉田 隆 Meiji Pharmaceutical University, 薬学部, 准教授 (10312076)
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / 皮膚常在微生物叢 / 反応予測因子 / 診断 / 治療 |
Research Abstract |
現在のアトピー性皮膚炎に対する治療は抗炎症を期待したものであり,アレルゲンに対する根本的治療法ではない。増悪因子は患者様々であるが,酵母マラセチア菌はアトピー性皮膚炎患者共通のアレルゲンであることから,これを標的とした治療には普遍性が期待できる。これまでの一連の研究結果から皮膚微生物を標的とした治療は有用であるζとを薬学的に証明してきた。アレルゲンとしての患者個別の皮廣微生物を解析することで,患者個別の治療法を提供することが可能となり,本法の治療効果および患者QOLの向上に寄与できる。本年度は特異IgE抗体値からのアトピー性皮膚炎に対する治療反応予測を行うた。IgE抗体値はアンルギー反応の重症度の指標となる,従って,増悪微生物である酵母マラセチア菌に特異的なIgE抗体庖検出することにより,当該微生物に対する感作の程度が明らかになる(診断)。各種マラセチア菌に対する破砕抗原を作製し,それを抗原としてELISAを用いた特異IgE抗体検出系を構築した。これを用いてアトピー性皮膚炎患者血清から菌種特異的IgE抗体の検出に成功した。特異度をさらに増すためにアレルゲンターンパク質の同定を行った。患者血清に特異的に反応するタンパク画分を2次元SDS-PAGEとら抽出し,TOF-MSによりアミノ酸配列を決定し,cDNAライブラリーを作製し当該遺伝子をクローン化を行っている。
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Research Products
(10 results)