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2008 Fiscal Year Annual Research Report

精子形成における細胞接着分子を介するシグナル伝達機構の研究

Research Project

Project/Area Number 19590172
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

若山 友彦  Kanazawa University, 医学系, 准教授 (70305100)

Keywords精巣 / 精子形成 / 造精細胞 / セルトリ細胞 / 細胞接着分子 / 免疫組織化学 / 抗体 / 電子顕微鏡
Research Abstract

精子形成において、造精細胞とセルトリ細胞間に働く細胞接着分子が必須であると考えられているが、その具体的な役割はよく分かっていない。細胞接着分子Spermatogenic immunog lobulin superfamily (SgIGSF)のノックアウト(KO)マウスは精子形成障害を生じる。したがって、このKOマウスを用いて、精子形成における細胞接着分子の機能解析を行った。Real-time RT-PCRを行いSgIGSFと関連する細胞接着分子(PVR, Nectin-2&3, CAR, JAM-B&C, Eva-1)や相互作用をする分子について検討した。また、昨年度行ったマイクロアレイの結果、KOマウスでは細胞接着分子Eva-1とカリウムイオンチャネルKcnd2の発現の増加がみられた。これらの分子の精巣内での発現と局在を明らかにするため、Eva-1とKcnd2特異抗体を作製した。免疫組織化学を行い、細胞接着分子Eva-1は精母細胞に発現し、カリウムイオンチャネルKcnd2はセルトリ細胞に発現することが分かった。細胞接着分子SgIGSFは造精細胞にのみ発現し、セルトリ細胞には発現しないので、造精細胞に発現する細胞接着分子の欠損がセルトリ細胞に影響することが分かった。さらに、電子顕微鏡によるSgIGSFのKOマウスの精巣を観察したところ、セルトリ細胞の細胞質中には多数の空砲や小胞が見られ、セルトリ細胞の機能異常が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 精子形成に必須の細胞接着分子CADM1/IGSF4A/SgIGSF2008

    • Author(s)
      若山友彦, 井関尚一
    • Journal Title

      日本生殖免疫学会雑誌 23

      Pages: 1-10

    • Peer Reviewed
  • [Remarks]

    • URL

      http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med01/

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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