2007 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子改変動物を用いたグレリンによる摂食調節ニューロンネットワークの形態解析
Project/Area Number |
19590196
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
影山 晴秋 Showa University, 医学部, 助教 (00433839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩田 清二 昭和大学, 医学部, 教授 (80102375)
荒田 悟 昭和大学, 遺伝子組換え実験室, 講師 (20159502)
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Keywords | 分子・細胞神経科学 / 神経内分泌学 / 神経回路網 / 分子神経生物学 / 神経組織学 / 分子生物学 / 神経伝達物質と受容体 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
グレリンは中枢における摂食調節ペプチドとして重要であることから、脳内のニューロンネットワークを解明する必要性が極めて高い。そこでグレリンニューロン特異的に緑色蛍光タンパク質(GFP)を過剰発現する、または逆行性に軸索輸送が可能な緑色蛍光タンパク質を過剰発現するCre-loxPシステムをもつトランスジェニックマウスを開発し、グレリン産生ニューロンの脳内分布・局在およびグレリンニューロンに対する求心路を緑色蛍光をトレースすることで神経解剖学的に解析することを目的とした。グレリン遺伝子転写調節領域8.6kbの下流に組換え酵素Cre一変異型エストロジェン受容体(ER)融合体cDNAおよびヒト成長ホルモンpolyAシグナル部位をもつDNAをこの順番で結合させ、グレリン遺伝子プロモーター-CreER-poly(A)のDNAコンストラクトを構築した。一方、すでに構築したシグナルペプチド-eGFP一破傷風毒素C末断片-IRES-核移行型LacZの順番で結合しているDNAコンストラクトを強力なプロモーター活性を持つCAGプロモーター-10xP-neo-loxPの下流に挿入し、DNAコンストラクトを構築した。各々のDNAコンストラクトを制限酵素処理し、精製後、注入用のDNAとし、C57BL系マウスの受精卵に注入した。
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Research Products
(3 results)