2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19590317
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
仲田 文造 Osaka City University, 大学院・医学研究科, 准教授 (60271178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八代 正和 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60305638)
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Keywords | 膵癌 / 分子標的治療 / 代謝拮抗剤 |
Research Abstract |
1.切除不能膵癌に対する超音波内視鏡下穿刺(EUS-FNB)標本を用いた標的分子の遺伝子発現の測定 (1)切除不能膵癌の予後に相関する遺伝子発現 切除不能膵癌のEUS-FNB標本よりRNAを抽出した、133種の機能がよく知られた遺伝子が搭載されたFocused DNA array (FDA)により測定した。死亡までの期間が確定した36例で、生存期間とRNA量を単純直線回帰解析すると、cyclin Bl(p=0.048;r=0.343)、KDR(p=0.375;r=0.348)、MMP2(p=0.050;r=0.329)、MMP7(p=0.0346;r=0.357)、Rb(p=0.0331;r=0.356)が有意に相関していた。 (2)切除不能膵癌のgemcitabine(CEM)感受性を予測する遺伝子 76例の切除不能膵癌のEUS-FNA標本よりRNAを抽出してをFDA解析した。このうちGEMを2コース以上施行し、効果が判定できた35例を対象としてGEM感受性に関連するとされるdeoxycytidine kinase (dCK),hENT1,hENT2,dCMP deaminase,cytidine deaminase,5'-nucleotidase,RRM1,RRM2のmRNA発現量との相関を検討した。結果はdCK1のみが効果と相関した(p=0.0398) 2.切除膵癌において正常膵より発現の高い遺伝子 膵癌切除標本28検体より癌部と正常膵からRNAを抽出し、FDA解析した。腫瘍において正常よりmRNA発現が高いものはMMP14のみであった。
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Research Products
(5 results)