2007 Fiscal Year Annual Research Report
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19590488
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
村田 和子 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 助教 (20137631)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 武司 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (80335215)
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| Keywords | 抗原提示 / 小胞輸送 / MVB |
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| Research Abstract |
【目的】最近、MHC classII (MHCII)分子がその細胞表出過程においてゴルジ体を経由した後に、MVB (multivesicular body)内に形成されるintemal vesicleと呼ばれる貯蔵小胞に一時的に貯蔵されることが示された。貯蔵されたMHCIIはWB膜とback fusionし、細胞表面に移動すると考えられている。そこで、MHCII貯蔵小胞の生理的意義や形成の分子機構について明らかにすることは、MHCII貯蔵小胞の抗原提示における機能的役割を解明する上で極めて重要である。そこで、STAM1/2遺伝子欠損抗原提示細胞を用いて、MHCII貯蔵小胞形成に関わるSTAM1/2の役割を明らかにする。
【結果】電子顕微鏡による観察から、STAM1/2二重欠損樹状細胞ではMVB内にMHCII貯蔵小胞が全く形成されず、MVBの形態が異常となることが明らかになった。また、抗原刺激後、MHC classII-抗原ペプチド複合体の細胞表面での発現が増強していた。そして、STAM1/2二重欠損樹状細胞を用いて抗原特異的なT細胞との反応を調べたところ、STAM1/2二重欠損樹状細胞の抗原提示能の増強が見られたことからSTAM1/2は、MHCII貯蔵小胞形成ならびに抗原提示に重要な機能を果たす分子であることが明らかとなった。
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