2009 Fiscal Year Annual Research Report
薬物動態・薬理遺伝学に基づいたテーラーメイド抗がん剤治療の標準治療化に関する研究
Project/Area Number |
19590533
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石黒 洋 Kyoto University, 医学研究科, 改革推進講師 (20422925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 育子 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50273446)
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Keywords | 臨床薬理学 / 薬理遺伝学 |
Research Abstract |
以下の研究(臨床試験)を主任研究者として施行している。 (1)進行乳癌症例を対象としたドセタキセル化学療法に伴う爪の変化と冷却グローブによる予防効果の検討(ドセタキセル薬物動態測定・解析含む) 平成22年3月末の時点で予定登録症例(25例)の9割(22例)の症例が登録され薬物濃度測定が施行された。平成22年6月で登録期間終了予定である。 (2)アンスラサイクリン系薬剤かつ、タキサン系薬剤の治療歴を有する再発・転移乳癌に対するCPT-11/S-1併用療法の第I/II相臨床試験(CPT薬物動態・代謝酵素遺伝子多型測定・解析含む) 第I相試験を終了し平成21年の日本乳癌学会にて共同演者として報告した。平成22年2月末までに当院にて10例、全体で26例の症例が登録された。当院で登録した患者においてはイリノテカンの薬物動態測定も施行された。平成22年7月で登録期間終了(予定登録数50例)予定である。 (3)乳癌内分泌療法において薬物代謝酵素遺伝子多型が薬物血中濃度に及ぼす影響の検討(CYP2D6遺伝子多型・抗エストロゲン剤薬物動態測定・解析含む) 平成22年3月末で当院予定登録症例(40例)の8割(35例)が登録され、60例に症例追加する予定である。多施設共同研究(200症例)として行うために計画書を変更し倫理委員会の承認を得た。平成22年3月末で4施設(全12施設予定)で倫理委員会の承認を得ている。 (4)抗がん剤による重篤な有害事象発現患者における抗がん剤代謝酵素の遺伝子多型および薬物動態に関する研究 平成22年3月末の時点で1例登録した。 (5)ホルモン感受性乳癌症例を対象とした遺伝薬理学および薬物動態学に基づいた抗エストロゲン療法の臨床薬理学試験 実施計画書を作成し倫理委員会に提出し承認を得た。多施設共同研究として施行する準備中である。
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Research Products
(27 results)