2007 Fiscal Year Annual Research Report
新規抗体を用いた臨床応用可能な小胞体ストレス検査法の確立
Project/Area Number |
19590564
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
内村 友則 Kagoshima University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20363616)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20082282)
橋口 照人 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (70250917)
|
Keywords | 小胞体ストレス / β2mミクログロブリ / ELISA / 臨床検査 |
Research Abstract |
ミスフォールディング(折れ畳み異常)β2mミクログロブリン(β2m)検出方法を確立するために、enzyme-linked immunosorbent assay(EIA)を試みた。 サンドイッチELISA法によりミスフォールディング(折れ畳み異常)β2mミクログロブリンの測定法が可能であることを確認し測定法を確立した。 また、薬剤負荷、温熱刺激により、細胞表面に発現するβ2mミクログロブリンの抗体への反応性の変化を確認したところ、小胞体ストレス薬剤刺激、温熱刺激により、本抗体反応性が高くなり、ミスフォールディング(折れ畳み異常)β2mミクログロブリンの発現が増強しているであろうと考えられた。また、Cell ELISAにおいても、同様の刺激で発現増強が見られ、小胞体ストレス刺激による反応として、ミスフォールディング(折れ畳み異常)β2mミクログロブリンが上昇することが考えられた。 ウエスタンブロッキングにおいて、この抗体は、ヒトβ2mミクログロブリンだけでなく、マウス、ラットにおいても交差反応することが確認できた。また、小胞体ストレス薬剤刺激、温熱刺激において、マウス、ラットの細胞においても抗体により反応性の上昇がみられ、ミスフォールディング(折れ畳み異常)β2mミクログロブリンの発現増強が確認された。
|
Research Products
(2 results)