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2009 Fiscal Year Self-evaluation Report

Fundamental research for development of CTL-inducible vaccine using recombinant West Nile virus E protein

Research Project

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Project/Area Number 19590604
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Hygiene
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

MASAKI Hideyuki  Kinki University, 医学部, 講師 (90247982)

Project Period (FY) 2007 – 2010
Keywordsウエストナイルウイルス / E蛋白質 / 成分ワクチン / 組換えワクチン / CTL / cross-presentation / 中和抗体 / 感染防御
Research Abstract

ウエストナイルウイルス(WNV)は、フラビウイルス属に属する蚊媒介性のヒト感染性ウイルスであり、その感染により高齢者層を中心に死亡率が4から14%におよぶ脳炎・髄膜炎を発症させる。自然界においては鳥と蚊によって感染環が成立し維持されているが、広い宿主域を持ち、米国東海岸での最初の患者の報告から僅か5年余りで北米大陸全域で発症例が報告されるようになったことからも、一旦ウイルスの侵入を許せば、その根絶はほぼ不可能であり、現在の国際間の交通事情や来るべき高齢化社会を考えれば、その対策は急務である。WNV感染に対して抗ウイルス薬は無く、ワクチン接種による感染予防が最も効果的と考えられており、現在種々のワクチンの開発が進められているが、未だヒト用の実用ワクチンは存在していない。近縁の日本脳炎ウイルスに対する現行ワクチン(不活化ワクチン)による知見より、ウイルス構造蛋白であるE蛋白が中和抗体を誘導することが知られているが、不活化ワクチンや成分ワクチンはその性質上、生ワクチンやDNAワクチンと異なってCTLは誘導されない。本研究では、昆虫細胞発現系により大量発現させた組換えWNV E蛋白を、大阪大学の明石満らにより開発されたcross-presentationを誘導する比較的安全なアジュバントであるγ-polygluthami acid(γ-PGA)でencapsulateしたものをワクチン候補としてマウスに免疫することにより、生ワクチン同様に中和抗体のみならずCTLも誘導するのか、また現行の家畜用不活化ワクチンよりもより効率的にWNV感染に対して防御するのか等について中心に検討を行い、安全かつ効果的なWNV組換え成分ワクチンの開発に向けた基礎的研究を行う。

URL: 

Published: 2011-06-18   Modified: 2016-04-21  

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