2007 Fiscal Year Annual Research Report
虚弱高齢者のふらつき・転倒と血清ビタミンD濃度との関連及び介護予防の介入研究
Project/Area Number |
19590621
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
奥野 純子 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50360342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸村 成男 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60100955)
柳 久子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (10241811)
田中 喜代次 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50163514)
大藏 倫博 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60396611)
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Keywords | 医療・福祉 / 血清ビタミンD / 介護予防 / 栄養摂取 / 虚弱高齢者 |
Research Abstract |
平成18年度の「本研究の目的」は、特定高齢者へ「地域支援事業」として「運動器の機能向上」や「栄養指導」を含む包括的なプログラムを作成し、そのプログラムの介護予防の効果を体力測定から評価することである。さらに、ビタミンDの転倒・骨折などの介護が必要となる要因との関連についても検討する。 本年度は、(1)特定高齢者の特徴である歩行能力の低下・バランス能力の低下を予防できる運動教室のみならず、自宅でもできる運動プログラムの開発を行った。教室で学んだ運動を自宅でもできるような「お約束運動」を作成した。(2)さらに、「栄養チェック表」を用いて10品目の食品摂取の状況を把握した。その結果、食品摂取に偏りがみられ、毎日5品目以上摂摂しているとバランス能力は維持できる事が明らかになった。また、(3)ビタミンDとして血清25hydroxybitamin D(25OHD)を測定し、体力との関連について検討した結果、25OHDが50nmol/ml未満だと運動効果が期待できないことが示唆された。この結果は、2007年度のASBMR学会で発表し、関心を集めた。(4)現在、ビタミンDとしてcalcitriol1μg/日、乳酸カルシウム6g/日を3ケ月間投与し運動効果を観察している。現在の所、ビタミンD服用群で足関節背屈力に差がみられるが対象者を増やしているところである。
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Research Products
(6 results)