2007 Fiscal Year Annual Research Report
思春期過敏性腸症候群の発症因子と長期予後に関する前向き調査
Project/Area Number |
19590689
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
遠藤 由香 Tohoku University, 病院, 助教 (00343046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 裕子 東北大学, 病院, 医員 (20400327)
庄司 知隆 東北大学, 病院, 助教 (40360870)
福土 審 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80199249)
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Keywords | 過敏性腸症候群 / 思春期 / 発症因子 / 長期予後 / 失感情症 / トラウマ / 自己効力感 / 健康関連OOL |
Research Abstract |
思春期過敏性腸症候群の病因を解明するための前向き調査を開始するにあたり、まず情報収集を行った。アメリカ消化器病学会に参加し過敏性腸症候群の疫学や病因に関する情報を得ると共に、思春期過敏性腸症候群に関する疫学的な先行研究のデータを発表し、当該分野の第一人者からそれに対する批評・意見を得、本調査で用いる質問紙や方法などに関する討議を行った。次にそれを元に調査に利用する質問票を作成した。質問票には通し番号を付し、プライバシー保護に配慮した。協力依頼文書・SIBSQおよびRIIMQ(過敏性腸症候群の診断用)・EAT-26(摂食障害の診断用)・GSES(自己効力感の評価用)・SF-36(QOLの評価用)・TAS20(失感情症の評価用)・病的行動質問紙(疾病罹患時の親の対応の評価用)(親用および子供用)・その他の質問(年齢・性別・受診歴など)・追跡調査同意書で構成される質問紙となった。東北大学医学部倫理委員会にて調査施行の承認を得た後、宮城県教育委員会の担当者に研究計画を説明、調査協力を要請した。学校側の意向で初回の質問紙配布は平成20年5月に二年生に施行することになった。各教育管轄区域の中学生数に比例させて区域ごとの配布数を決定し、無作為に配付する中学校を選別した。また、調査により不安が生じるなどの影響を受けて不調となった生徒の受け入れ先として、県内の対応可能な医療機関リストを作成し、ネットワークを作成した。
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Research Products
(7 results)