2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19590839
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
甲斐 久史 Kurume University, 医学部, 准教授 (60281531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 博司 久留米大学, 医学部, 助教 (10373135)
高山 成政 久留米大学, 医学部, 助教 (70389253)
池田 理望 久留米大学, 医学部, 助教 (80412500)
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Keywords | 心不全 / 高血圧 / 性差医学 / 炎症 / 分子生物学 |
Research Abstract |
1.レーザーマイクロダイセクション法をもちいた遺伝子解析法の確立ラット心臓の凍結サンプルを薄切し専用スライドガラス上で染色。心筋細胞,心筋線維芽細胞,血管壁構成細胞(内皮細胞,平滑筋細胞),浸潤炎症細胞の微細領域を顕微鏡下で分別してレーザー光により切離、回収。線維芽細胞・内皮細胞・炎症細胞については免疫染色を行い識別。各細胞群別に回収したサンプルよりmRNA抽出。各細胞群別に回収したmRNAサンプルを用いて標的遺伝子に対するリアルタイムRT-F)CR法を施行。心筋サンプル、血管サンプルからそれぞれBNPおよび平滑筋アクチン遺伝子発現を特異的に検出。細胞群別に遺伝子解析しうることを確認した。 2.圧負荷心拡張障害モデルを用いた検討 オスWKYおよびメスWKY,卵巣摘出WKYに大動脈縮窄を行い圧負荷肥大心を作成。心エコー法で心機能評価。心筋肥大・心筋線維化を組織学的に評価。炎症細胞浸潤・アポトーシス等を免疫組織法にて解析。レーザーマイクロダイセクション法にて,各モデルの心筋細胞、血管平滑筋細胞、浸潤細胞サンプルを回収。マイクロチップ法による遺伝子発現の網羅的解析法を施行。4倍以上発現亢進あるいは減少した遺伝子について現在RT-PCR法にて有意性を確認中。
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Research Products
(21 results)