• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

グレリンノックアウトマウスの心・血管系における病態生理機能解析

Research Project

Project/Area Number 19590840
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

御船 弘治  Kurume University, 医学部, 講師 (70174117)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 児島 将康  久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (20202062)
佐藤 貴弘  久留米大学, 分子生命科学研究所, 助教 (50368883)
Keywordsグレリン / 自律神経機能 / 血圧調節機構 / グレリンKOマウス / 日内リズム / テレメトリー自動計測システム
Research Abstract

本研究課題は研究分担者の児島らが発見した摂食促進ホルモンのグレリンについて,血圧調節機構におけるその病態生理学的機能を明らかにすることを目的とし,平成19年度はグレリンKOマウスの循環動態(血圧・心拍数)の経時的な変動および日内リズムの異常の有無をテレメトリー自動計測システムにて解析し,野生型マウスと比較検討した。(1)自発運動量;グレリンKOマウスと野生型マウスの明期と暗期の自発運動量は,両マウス共に明期に少なく,暗期に多い日内リズムが見られ,グレリンKOマウスと野生型マウスとの差は認められなかった。(2)血圧・心拍数の日内リズム;野生型マウスの血圧・心拍数は,明期において低下し,暗期に上昇する傾向にあり,顕著な日内リズムが存在したが,グレリンKOマウスでは日内リズムがみられず,明・暗期をとおして不安定な変動パターンが認められた。(3)血圧、心拍波形のVariability解析;野生型マウスのLF/HF比は,明期に減少し暗期に増加し,明期では副交感神経活動が,暗期では交換神経活動が優位になる自律神経活動の日内リズムが存在したが,グレリンKOマウスのLF/HF比は,明・暗期をとおし高いレベルのまま推移しており,明・暗期共に交換神経活動が優位になっていた。以上の結果から,グレリンKOマウスに認められた血圧、心拍数の日内リズムの消失は,明期における自律神経活動の異常によることが考えられ,グレリンが摂食促進作用以外に自律神経の機能を調節して血圧、心拍などのトーンバランスを制御する可能性が示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] グレリンノックアウトマウスにおける摂食行動,摂食リズム,学習記憶能の解析2007

    • Author(s)
      佐藤 貴弘
    • Organizer
      第80回日本内分泌学会学術総会
    • Place of Presentation
      東京国際フォーラム
    • Year and Date
      2007-06-15

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi