2007 Fiscal Year Annual Research Report
血管石灰化におけるGas6-Axl経路を介した制御機構の角明と治療への応用
Project/Area Number |
19590854
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
飯島 勝矢 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 講師 (00334384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 純人 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20323579)
大池 裕美子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20359615)
大内 尉義 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80168864)
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Keywords | 血管石灰化 / 高リン血症 / 細胞アポトーシス / Gas6-Axl経路 |
Research Abstract |
高リン刺激による培養血管平滑筋細胞の石灰化誘導モデルをすでに確立し、その分子機序としてリン刺激による細胞アポトーシスが先行し、Gas6-Axl cell survival pathwayの抑制の関与を同定したモデルを用い、Angiotensin IIも含めた酸化ストレス刺激など様々な動脈硬化惹起因子による石灰化への影響を検討した。またGas6-Axl cell survival pathwayも含めたアポトーシスに深く関わる細胞内シグナル伝達への影響を検討した。さらにスタチン製剤がGas6-Axl cell survival pathwayを介した抗アポトーシス作用による平滑筋細胞の石灰化の抑制を確認した。同様に、Angiotensin II受容体拮抗薬(ARB)も含めた降圧薬、インスリン抵抗性改善薬(pioglitazone)、ビスフォスフォネート製剤(etidronate, alendronate)などの効果も細胞内シグナル伝達のレベルから詳細に検討した。
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Research Products
(4 results)