• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

肺サーファクタント蛋白によるマトリックスメタロプロテアーゼ活性制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19590904
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

光澤 博昭  Sapporo Medical University, 医学部, 助教 (40325874)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒木 由夫  札幌医科大学, 医学部, 教授 (70161784)
清水 健之  札幌医科大学, 医学部, 講師 (10339137)
西谷 千明  札幌医科大学, 医学部, 助教 (30381255)
Keywords肺気腫 / コレクチン / 自然免疫 / メタロプロテアーゼ
Research Abstract

近年、マトリックスメタロプロテアーゼ(Matrix metalloproteinase;MMP)とよばれる細胞外マトリックス分解酵素が、生体組織破壊性病変において大きな役割を演じていることが知られるようになってきている。
呼吸器領域においては、感染防御を担う蛋白と知られてきた肺サーファクタント蛋白がMMP活性を修飾し、肺気腫や間質性肺疾患発症に関与することが報告されてきている。
本研究では肺サーファクタント蛋白とMMP活性制御機構と、肺気腫発症の分子メカニズムの解明を目的に研究を遂行中である。
本研究課題遂行により、ラット肺より採取した肺胞マクロファージ細胞を用い、肺サーファクタント存在、非存在でのMMP活性について検討したところ、肺サーファクタント蛋白D存在下ではMMP-9活性および蛋白発現が明らかに低下していることが判明している。このことは従来報告されている肺サーファクタントDノックアウトマウスにおいて、肺内MMP-9活性が亢進し、肺気腫病変を生じる事実と一致した結果である。
一方、肺サーファクタントD存在下では、ラット肺胞マクロファージにおけるMMP-9 mRNA発現レベルはむしろ増強しており、肺サーファクタントDによるMMP-9活性制御抑制機構解明のために、シグナル伝達などを含めた分子基盤について次年度更なる研究をすすめていく予定である。また、各種炎症惹起状態での肺サーファクタント、MMP活性状況についても検討をすすめ、肺気腫、肺間質性障害の発症機序について解明をすすめていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Book (1 results)

  • [Book] Immunomodulatory functions of pulmonary collectins.2007

    • Author(s)
      Hiroaki Mitsuzawa
    • Total Pages
      22
    • Publisher
      Research Signpost

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi