2007 Fiscal Year Annual Research Report
肺胞II型上皮細胞の内因性機能異常を起点とする肺線維化機序の分子生物当的研究
Project/Area Number |
19590916
|
Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
瀬戸口 靖弘 Tokyo Medical University, 医学部, 准教授 (90206649)
|
Keywords | 肺胞II型上皮細胞 / 間質性肺炎 / SP-C / 遺伝子 / サーファクタント / クローニング / 遺伝子導入 |
Research Abstract |
1.野生型並びに変異SP-C遺伝子のクローニング 同定した変異SP-C遺伝子を既に抽出保存してあるゲノムDNAより既知のSP-C遺伝子塩基配列を基にPCRにて増幅しクローニング(mSP-C)を試みたが、うまくできなかったためこれまでに作成した正常ヒト肺cDNAライブラリーより既知のSP-C mRNAの塩基配列をもとにPCR法にてSP-C cDNAを増幅作成した(pSP-CcDNA)。変異SP-C遺伝子クローニングについては、野生型pSP-C-cDNAを基にinsertional mutagenesis法により変異SP-CcDNAを作成した。(pmSP-C-cDNA)。 2.野生型並びに変異SP-C遺伝子発現ベクターの作成 a.1.で得られた野生型並びに変異SP-Cクローニングベクターより野生型、変異型SP-CcDNAをサイトメガロウイルスのプロモーターを有する遺伝子発現ベクターpcDNA3へ移し換え野生型(pcDNA3SP-C)並びに変異SP-C遺伝子発現ベクター(pcDNA3mSP-C)を作成した。 b.作成した発現ベクターの機能を調べるために上皮細胞へ遺伝子導入し、western-blottingにて評価し機能することを確認した。 3.野生型並びに変異SP-CとマーカーとしてのGFPの融合蛋白発現ベクターの作成 2.で作成した野生型並びに変異SP-C遺伝子発現ベクターからプロモータ領域を一緒にして発光蛋白GFP発現ベクターへ挿入しSP-C蛋白と発光蛋白GFPの融合蛋白を発現するシステムを構築した。
|
Research Products
(4 results)