2007 Fiscal Year Annual Research Report
腎疾患バイオマーカーとしての尿中L-FABPの基礎的検討
Project/Area Number |
19590935
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野入 英世 The University of Tokyo, 医学部附属病院, 准教授 (00301820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅谷 健 東京歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (40381561)
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Keywords | 腎臓学 / 疾患管理 |
Research Abstract |
米国人口統計調査において、腎機能低下の度合いに応じて心血管イベントが有意に上昇し、総死亡率が有意に上昇することが示された(NEJM 351:1296,2004)。同様の検討はNipponデータとして報告されており(Circ J 70:954,2006)、やはり腎機能低下に応じて心血管イベント及び総死亡率上昇が確認されている。また、ICUでは種々の要因による急性腎不全患者は約25%を占めており、従来の急性腎不全診断の指標に加えて新たな予後との相関を見通せるような指標の出現が望まれている。 今回、新規マウス慢性腎不全(CKD)モデルを確立するとともに、2つの急性腎不全(AKI)モデルについて検討し、いずれにおいても尿中L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は腎疾患を早期から既存のマーカーよりも高精度で診断できる有用な新規バイオマーカーである可能性についての検討を進めている。これまでの少数例検討では、AKI、CKDいずれにおいても尿中L-FABPは腎疾患の治療効果もモニタリングできるバイオマーカーであることが示されつつある。腎尿細管でのL-FABP発現は尿細管自体のViabilityを示すことを確認した。
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