2008 Fiscal Year Annual Research Report
骨格筋におけるPPARδ発現がインスリン抵抗性に及ぼす影響に関する検討
Project/Area Number |
19591033
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鈴木 浩明 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40344890)
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Keywords | 糖尿病 / インスリン抵抗性 / 骨格筋 / PPARδ / mitoNEET / ピオグリタゾン |
Research Abstract |
2型糖尿病モデルマウスであるKKマウスで作成した骨格筋特異的PPARδトランスジェニックマウスをKKAyと交配し、トランスジェニックマウスをKKAy化した。 ピオグリタゾン結合タンパクmitoNEETについてさらに解析を進めた。mitoNEETcDNAを組換えアデノウイルスを用いてKKAyマウスの肝臓に発現させると、コントロール(GFP発現組換えアデノウイルス接種)に比べて体重は有意に減少したが、随時血糖とAlCには有意な差は認められなかった。一方、mitoNEET発現アデノウイルスまたはGFP発現アデノウイルスを接種し、ピオグリタゾンを投与した場合には、両群の体重に有意な差は認められなくなり、随時血糖とAlCにも有意差はなかった。一方、mitNEETノックダウンは、コントロールマウス(lacZノックダウン)に比べて体重変化に有意差は認められなかったが、随時血糖はmtoNEETノックダウンマウスで有意に増加していた。これは、アデノウイルス接種後にピオグリタゾンを投与した場合でも同様の傾向が認められた。mitoNEETノックダウンマウスの肝臓組織では、コントロールマウスに比べて脂肪肝が改善していた。以上のことから、mitoNEETは糖脂質代謝の重要な調節蛋白である可能性が示唆された。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] ピオグリタゾン結合タンパクmitoNEETの機能解析2008
Author(s)
大木真也, 渡邉和寿, 横尾友隆, 鈴木浩明, 高橋昭光, 矢藤繁, 小林和人, 島野仁, 石川三衛, 山田信博, 豊島秀男
Organizer
第51回日本糖尿病学会年次学術集会
Place of Presentation
東京
Year and Date
2008-05-22