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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト内臓脂肪の発現解析によるメタボリックシンドローム発症分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19591038
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

原 一雄  The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 講師 (50359600)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 門脇 孝  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
Keywordsバイオテクノロジー
Research Abstract

糖尿病・メタボリックシンドローム発症のPrimaryな原因は内臓脂肪であるとされ、メタボリックシンドロームの診断基準の必須項目にもなっているが、内臓脂肪の蓄積がどの様なメカニズムで糖尿病・メタボリックシンドロームを引き起こしているかは不明であり、内臓脂肪が皮下脂肪と質的にどの様に異なっていることが発症のPrimaryな原因となっているかも不明である。近年、脂肪細胞で産生・分泌される様々なアディポカインがインスリン感受性亢進作用やインスリン抵抗性惹起作用を持っており、糖尿病・メタボリックシンドロームの発症に極めて重要な役割を担っていることが我々も含めた国内外の研究によって明らかになってきた。そこで本研究では、ヒト内蔵脂肪・皮下脂肪を、同意を得た上で多数採取しアディポカインを含めた遺伝子の発現解析を網羅的に行なうことにより、内臓脂肪で特異的に発現が変化していることによって糖尿病・メタボリックシンドロームを発症・進展させている鍵分子を同定する。平成19年度の結果で皮下脂肪についてはこれまで肥満で発現が亢進することが報告されているレプチン、IL18, IL8, MCP-1遺伝子についてはBMIと有意な正の相関を、逆に肥満によって発現が低下することが報告されているアディポネクチンについてはBMIと有意に負の相関を認めたことから、本研究のデザインの妥当性が確認された。また、インスリン抵抗性を呈する対象者から得られた脂肪組織ではミトコンドリアの電子伝達系に関与する遺伝子群が全体として発現が低下していることを明らかにしている。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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