2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本人小児期発症1型糖尿病におけるメタボリック・メモリーに関する研究
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19591068
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
内潟 安子 Tokyo Women's Medical University, 医学部, 教授 (50193884)
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Keywords | 小児期発症1型糖尿病 / 思春期 / 小児期から内科への移行 / 糖尿病性合併症 / 多施設共同研究 / 小児インスリン治療研究会 / メタボリックメモリー / コホート調査 |
Research Abstract |
【目的】小児インスリン治療研究会が1995年から開始した第1コホート(Matsuura N et al.Ped Diab 2001 ; 2 ; 160)(1999年に終了)に参加した患者群の血糖コントロール状況と合併症について、4年にわたって毎年複数年調査する。 【対象と方法】本コホート参加の全国44施設のうち、1995年から1999年までの年3回の調査票提出およびHbA1cの標準補正が不十分な15施設を除いた。本コホート対象患者は1975~1988年に生まれて1995年末までに発症した、参加時6歳以上の18歳未満の1型糖尿病患者546名である。本研究に協力受諾がなかった1施設を除き、また2006年12月6日までに調査票未収施設を除いた23施設の患者の現在の通院先をつきとめ、主治医に趣旨を理解してもらい、340名から書面にて同意を得て調査できた(2006年12月6日現在)。過去1年間のHbA1c、光凝固の有無、尿中ACR、血清クレアチニン値、透析、移植、大血管合併症の有無などを現在通院中の主治医に調査依頼した。さらに転医した場合は転医先主治医に同様の方法をとった。 【結果】施設ごとの1995年のHbA1cは8.3±1.6%、1999年は8.1±1.5%だった。本調査において、まず、2006年は年齢24.0±3.3歳で、罹病期間16.3±3.9歳、HbA1c7.7±1.5%だった。2008年はHbA1c7.6±1.3%であった。内科への転院・転科率は全体で87名(32%)(24.8±2.9歳)であった。光凝固術施行は17名(男2、女15名)(26.2±3.1歳、罹病期間18.9±4.5年)から20名に、ACR>30mg/gCrは11名(男6、女5名)いた(25.5±2.7歳、罹病期間17.7±3.2年、転院・転科率50.0%)から24名に増加した。2009年の調査が終了したところ。【結論と考察】合併症あり群と合併症なし群にもっとも影響を与えているのは、過去1995-1999年間のHbA1cであった。
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Research Products
(2 results)