2009 Fiscal Year Annual Research Report
膜型受容体Rykを介した骨代謝作用の解明と骨粗鬆症治療への応用開発
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19591081
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大中 佳三 Kyushu University, 大学院・医学研究院, 講師 (30325518)
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Keywords | 骨芽細胞 / Wntシグナル / Ryk |
Research Abstract |
Wnt/LRP5系が骨形成を促進するシグナルとして重要な働きを担うことが知られている。本研究はWntの共役受容体として機能することが最近新たに報告された膜型タンパク質Ryk(receptor-related tyrosine kinase)について、Wntによる骨形成促進作用への関与とそのメカニズムを解明することをめざし、本年度は以下の成果を得た。 1. 骨芽細胞におけるLRP5受容体とRyk受容体の機能解析: LRP5遺伝子とRyk遺伝子に対するshRNAを発現するウイルスベクター系を構築し、C3H10T1/2細胞に発現させてそれぞれの受容体をノックダウンした安定細胞株を作成した。それぞれの遺伝子の発現をmRNAならびに蛋白レベルで検討し80-90%のノックダウンを確認した。この細胞系を用いてWntに対するALP活性、TCF/β-cateninを介した転写活性化への効果を検討し、LRP5受容体とRyk受容体での活性化機構の差異を明らかにした。 2. LRP5遺伝子とRyk遺伝子の一塩基多型と骨密度の関連解析: LRP5遺伝子とRyk遺伝子を含むWntシグナル関連遺伝子の複数の一塩基多型(SNPs)について一般住民検診受診における骨密度検診受診女性を対象に、それぞれの遺伝子の一塩基多型(SNPs)と骨密度の関連解析を行った。既に報告のあるLRP5遺伝子の多型に加えて、Wntシグナル関連遺伝子について骨密度と関連のある遺伝子多型を見いだした。
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Research Products
(3 results)