2007 Fiscal Year Annual Research Report
DNAマイクロアレイ解析による肥満細胞のアポトーシス誘導因子の同定とクローニング
Project/Area Number |
19591182
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
胡 志青 Showa University, 医学部, 助教授 (60245826)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
趙 維華 昭和大学, 医学部, 講師 (90327916)
|
Keywords | マスト細胞 / IL-4 / アポトーシス誘導因子 / DNAマイクロアレイ / PCRアレイ |
Research Abstract |
本プロジェクトはDNAマイクロアレイとPCRアレイ技術を用いて、未知のアポトーシス誘導因子の同定およびクローニングを目的とする。一次スクリーニング法として二色法DNAマイクロアレイ解析法を実行し、理想的な結果を得た。4万4千種類の遺伝子からIL-4によって発現量が増減した数千種類の遺伝子を一挙に捉えることができた。その後、アポトーシスに関連する遺伝子と機能不明な遺伝子に焦点をおいて、これら候補遺伝子の細胞生物学的機能をインタネット上の種々のデータベースを活かして調べた。既知の種々のアポトーシス誘導因子と我々が目的としている未知のアポトーシス誘導因子との関連性を確認するために、高感度のリアルタイムPCRを利用する遺伝子発現解析法であるPCRアレイ(Mouse Apoptosis ArrayとMouse TNF Ligand&Receptor Array)を用いて、現在二次スクリーニングを行っている。一方、目的のアポトーシス誘導因子がマイクロアレイ上の機能不明な遺伝子に属する可能性を考慮し、インタネット上の種々のデータベースと従来のスクリーニング法を活かして同定する計画がある。これら候補遺伝子のプライマーを合成し、cDNAを鋳型としてプローブを合成する。このプローブを用いてcDNAウァージライブラリー(構築済み)から全長Phagemidをクローニングし、COS-7等の哺乳動物細胞に発現させ、収集した培養上清のアポトーシス誘導活性の有無をすでに樹立した方法で調べる。
|
Research Products
(5 results)