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2008 Fiscal Year Annual Research Report

線虫ces-1相同転写因子であるSlugの白血病細胞の細胞死制御における意義

Research Project

Project/Area Number 19591246
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

犬飼 岳史  University of Yamanashi, 医学部附属病院, 講師 (30293450)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 合井 久美子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (70324192)
黒田 格  山梨大学, 医学部附属病院, 医員 (30402051)
廣瀬 衣子  山梨大学, 医学部附属病院, 医員 (70436880)
Keywords白血病 / 細胞死 / 転写因子 / 17;19転座 / Slug遺伝子
Research Abstract

『17;19転座型ALL細胞ではE2A-HLFが放射線照射に際してSlugの誘導を介してPumaの発現抑制に働き細胞死を抑制する』という作業仮説を分子生物学的に認証することを第一の目的に、以下の検討を行った。
(A)17;19転座型ALL細胞での放射線照射によるSlug誘導の解析
昨年の本研究で、17;19転座型ALL細胞株4株に対する放射線照射において、SlugとともにBH-3 only型の細胞死誘導因子としてPumaの発現が低下することを確認したが、E2A-HLFに対するドミナント・ネガティブ変異体を細胞に遺伝子導入すると放射線照射によるSlug遺伝子発現が抑制されるとともに、Pumaの発現が誘導される事を確認した。さらに17;19転座以外の転座を有する株についても、放射線照射によるSlugとPumaの遺伝子発現を検討したが、17;19転座型ALL細胞株のような変化は検出できなかった。
(B)ヒトSlug遺伝子のプロモーター解析
昨年度の研究で、HLFの結合配列を含む領域を中心に約4kbをクローニングして、様々な断片を含むルシフェラーゼ・レポーター・プラスミドの作製を終えた。そこで本年度はレポーター・アッセイの最適化を行ない、17;19転座型ALL細胞株のうち1株で高い導入効率を得た。現在、本株を用いてプロモーター解析が進行中である。また、E2A-HLFの一過性発現の実験系での解析も平行して進行している。
(C)ヒトSlug遺伝子のメチル化状態の解析
ヒトSlug遺伝子のHLF結合領域にはCG配列の集簇を認めて、メチル化による発現制御の可能性が示唆され、同領域に対するbisulfite処理によるメチル化状態の評価のための実験系を樹立した。現在は17;19転座型ALL細胞株を含む各種ALL細胞株において、Slug遺伝子の発現レベルとメチル化状態の相関に関する解析が進行中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Little impact of donor/recipient major mismatch for neutrophil-specific antigen NA2 on neu2009

    • Author(s)
      Inukai T, Goi K, Tezuka T, Uno K N
    • Journal Title

      Bone Marrow Transplant. 43

      Pages: 229-235

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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