2008 Fiscal Year Annual Research Report
気管支喘息での単球マクロファージのロイコトリエン受容体の気道リモデリングへの関与
Project/Area Number |
19591251
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
市山 高志 Yamaguchi University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (20263767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 俊史 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (90314806)
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Keywords | 気管支喘息 / 単球 / マクロファージ / ロイコトリエン / 気道リモデリング / MCP-1 / ロイコトリエン受容体拮抗薬 / MAPK / 細胞内シグナル伝達 |
Research Abstract |
【目的】単球/マクロファージにおけるcysteinyl leukotriene (cysLT)刺激によるmonocyte chemoattractant protein-1(MCP-1)産生の細胞内シグナル伝達経路について解析する。【方法】1.単球系THP-1細胞をcysLT刺激しextracellular signal-regula ted kinase (ERK)1/2、c-Jun N-terminal kinase (JNK)、 p38MAPKおよびNF-κBの活性化を検討した。2.ERK1/2(PD98059),JNK (SP600125),p38MAPK(SB203580),NF-κB (CAPE, MG-132)の各阻害薬のcysLT刺激によるMCP-1産生抵制効果を検討した。3.cysLT受容体拮抗薬pranlukastのcysLT刺激によるMCP-1産生抑制効果を検討した。【成績】1.THP-1細胞においてLTD4,LTC4刺激によりERK1/2およびJNKのリン酸化が誘導されたがp38MAPKのリン酸化は誘導されなかった。またLTD4,LTC4刺激によりNF-κB活性化を認めた。2.ERK1/2,JNK, NF-κBの阻害剤はLTD4,LTC4刺激によるMCP-1産生を抑制した。4.pranlukastはLTD4,LTC4刺激によるERKおよびJNKのリン酸化、NF-κB活性化を抑制した。【結論】ヒト単球/マクロファージにおいてcysLT刺激によるMCP-1産生はcysLT1受容体を介してMAPK系のERK1/2,JNKおよびNF-κB活性化により誘導される。
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Research Products
(13 results)