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2007 Fiscal Year Annual Research Report

新生児慢性肺疾患の重症度の早期診断に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19591283
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

小窪 啓之  Kyushu University, 大学病院, 医員 (40419544)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 薮内 英剛  九州大学, 大学病院, 講師 (70380623)
福嶋 恒太郎  九州大学, 大学病院, 講師 (40304779)
高畑 靖  九州大学, 大学病院, 助教 (40457429)
Keywords未熟児医学 / 新生児慢性肺疾患 / 極低出生体重児 / サイトカイン / flow cytometer
Research Abstract

平成19年度は対象となる極低出生体重児の臨床データの収集、及び出生時(入院時)、1生月時の患児血清の採取を行った。未熟性や出血などによる貧血の進行のない患児に対しては日齢14の血清の採取・保存も合わせて行った。また気管洗浄液は全患児での採取が困難(採取量が少ないなど)であった。
それぞれの時期での保存血清が揃った児に関してはflow cytometerを用いて炎症性サイトカインとケモカインの測定を行った。加えて対象患児が修正週数36週〜42週になった時点(あるいは退院前)で、慢性肺疾患の有無やその程度に関する評価のため、胸部X線撮影(仰臥位)に加え胸部CT検査も実施(両親への説明の後承諾を得ている)している。画像は今後当院放射線科医師3名により個別に読影され、その所見によりscore化した上で慢性肺疾患の重症度を評価する予定である。Score化については当施設の落合らが報告したもの(J Pediatr.2008 Jan;152(1))を用いることにしている。
また平成19年度は今回の研究以前より文章による研究の同意が得られていた症例で、血清保存されていた極低出生体重児の血清を用いた予備研究も行った。極低出生体重児と慢性肺疾患の発症に関して、出生時の血清中のIL-8の高値と慢性肺疾患の発症との関連が示唆された、また現在の症例数では有意差は出ていないが、月齢1-2の血清中のIL-8の高低と慢性肺疾患の発症との関連も示唆されている、その他慢性肺疾患の発症と月齢1-2の白血球数や好中球数との間にも相関がみられた。
今後は症例数を増やし、臨床データの蓄積を図り、また得られた画像のscore化を進めていく。また、血清中のサイトカインの高低やそれぞれの時期の白血球数や好中球数、CRP値などと画像上の慢性肺疾患のscoreとの関連も併せて検討していく予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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