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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトメラノーマにおける腫瘍拒絶能と制御性T細胞による腫瘍エスケープ機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19591298
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

木庭 幸子  Shinshu University, 医学部, 助教 (20436893)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎田 俊明  信州大学, 医学部, 教授 (10010381)
木藤 健治  信州大学, 医学部, 医員 (00447765)
Keywords癌 / 免疫療法 / 制御性Tリンパ球
Research Abstract

転移性メラノーマ組織における腫瘍浸潤リンパ球の解析
メラノーマ患者のリンパ節転移の新鮮組織や癌性胸水などからリンパ球を分離し,CD4,CD8,CD25,CTLA-4,GITR,CCR-4およびfoxp3などの発現をフローサイトメトリーで調べたところ,制御性リンパ球のフェノタイプであるCD4+CD25high foxp3+の制御性Tリンパ球が様々な頻度で検出された。この結果と合わせて,次年度には免疫組織化学的に転移性のメラノーマ組織におけるfoxp3陽性リンパ球の割合を調べることにより,制御性リンパ球の出現と予後との関連についても分析する。
抗原刺激によって誘導されるサイトカイン産生の解析
メラノーマ特異的抗原である,MART-1,gp100,tyrosinase,および癌精巣抗原であるMAGE-1,MAGE-3において,HLA-A2またはHLA-A24のエピトープとして同定されているペプチドを合成し,転移を有するメラノーマ患者の末梢血単核球をそれぞれのペプチドを用いてin vitroで2回刺激した。2回目の刺激の1週間後のリンパ球を回収し,サイトカインの分泌を調べたところ,TGF-betaの産生が認められた。免疫抑制的なサイトカインであるTGF-betaが検出されたことは,抗原刺激により制御性Tリンパ球が誘導された可能性を示唆するものであり,今後は刺激後のリンパ球の分画をさらに詳細に解析することによって,免疫療法において制御性Tリンパ球が誘導されるメカニズムの解明に役立てる

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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