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2008 Fiscal Year Annual Research Report

アトピー性皮膚炎における、神経ペプチドのin vivoにおける関与の検討

Research Project

Project/Area Number 19591315
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

BAE Sangjae  Nagasaki University, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (90325647)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹中 基  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30281207)
清水 和宏  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80170968)
佐藤 伸一  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20215792)
Keywordsストレス / アトピー性皮膚炎 / 接触皮膚炎 / マウス / 接着分子 / サブスタンスP
Research Abstract

昨年度は、アトピー性皮膚炎病変部皮膚でのストレス誘発性神経伝達物質であるサブスタンスPとその分解酵素であるNEP蛋白の発現の解析とアトピー性皮膚炎由来末梢血単核球におけるNEPの発現の検討を行った。またアトピー性皮膚炎由来末梢血単核球でのNOSの発現と治療による変動の解析も同時に行った。結果、いくつかの報告通り、サブスタンスPはアトピー性皮膚炎の皮疹部と末梢血単核球に多く存在し、アトピー性皮膚炎を増悪する因子であることを確認した。さらにその分解酵素であるNEPの発現がアトピー性皮膚炎の治療により皮疹軽快後には増強したことも見いだした。今年度は、以上のことを踏まえて、サブスタンスP誘導性皮膚炎症のin vivoにおける解析を行った。具体的には、DNFB接触皮膚炎マウスにストレス(振動と低周波)を5日間加えて、生体にサブスタンスPを誘導した。ストレスを加えたマウスがサブスタンスP、エオタキシン、IFN、TNF、IL-6、IL-4などを介して接触皮膚炎を増強した。さらに、このストレスは接着分子の中でL-selectinを介して皮膚炎症を増強することも確認できた。L-selectinについては、ノクアウトマウスを用いてストレスとの関連の証明はしてある。以上よりアトピー性皮膚炎の増悪因子であるストレス、サブスタンスP、接着分子のL-selectinなどを治療のターゲットとして考えている。現在、上記の結果をまとめて論文とし、投稿しているところである。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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