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2007 Fiscal Year Annual Research Report

メラノサイト前駆細胞の生存におけるMitfの作用機序-分化段階による相違-

Research Project

Project/Area Number 19591331
Research InstitutionSt.Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

河 陽子  St.Marianna University School of Medicine, 医学部, 助教 (10082273)

Keywordsmelanocyte / Mitf / Tyrp1 / neural crest cell / RNA interference
Research Abstract

メラノサイトの初期の発生に関わる因子のうち、転写因子であるMitfの役割に注目した。
Mitfの重要な役割の一つは発生初期のメラノサイト前駆細胞の生存の維持と考えられている。しかし、その作用機序に関しての報告はほとんどない。これまでの本研究で、発生初期のメラノサイトのモデルとして、Kit陰性のマウス神経冠細胞培養株,NCCmelb4M5を用い、Mitfの働きを知るためにRNAinterference(RNAi)によりMitfのmRNAをノックダウンした結果、細胞死が引き起こされた。Tyrp1をダウンしても同様の結果が得られた。本年度は分化段階のさらに進んだ2種類の細胞株を用いてMitfとTyrp1の作用が分化段階により異なるかを解析することを目的とした。しかしこの細胞株はsiRNAの導入試薬に対する感受性が強いため、まず実験条件を厳密に検討することから始めた。その結果、細胞死の機序はFasの発現が上昇する事によるアポトーシスであることが分かった。また、Tyrp1にはイントロンを含むアイソフォームが存在する事を発見したため、分化段階による相違の検討はとりやめ、そのアイソフォームをダウンしたところ、細胞死が誘導され、アイソフォームが細胞の生存に関与していることをつきとめた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] メラノサイトの生存に果たすMitfとTyrp1の作用機序2007

    • Author(s)
      河 陽子
    • Organizer
      日本色素細胞学会年次学術会議
    • Place of Presentation
      愛知県
    • Year and Date
      2007-12-08

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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