2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19591361
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
山田 茂人 Saga University, 医学部, 教授 (20158190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 謙介 佐賀大学, 医学部, 講師 (70374931)
渡邉 至 佐賀大学, 医学部, 助教 (00404202)
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Keywords | コホート研究 / 唾液MHPG / MMSE / VSRAD / 老化 |
Research Abstract |
平成19年度は、前回平成17年度の調査対象者99名全員に追跡調査の依頼を行い、64名の調査を実施した。内容は頭部MRI撮影と知的機能検査としてMini Mental State Examination(MMSE)、Clock Drawing Test(CDT)、Frontal Assessment Battery(FAB)、Clinical Dementia Rating(CDR)およびうつ状態の評価のためのBeck Depression Inventry(BDI)を実施した。また、老化とノルアドレナリン(NA)との関連を調べるため、NA代謝産物である3-methoxy-4-hydroxyphenylglychol(MHPG)の唾液中濃度の測定を実施中である。これまで得られた結果によれば、MMSEとMHPG濃度に負の相関が認められた。また男性でBDI得点とMHPG濃度に正の相関が認められ、女性で負の相関が認められている。また頭部MRIの解析に関しては、早期AD診断支援システムであるVoxel-Based Specific Regional Analysis System for Alzheimer Disease(VSRAD)を用い、海馬傍回のZスコアとMMSEに負の相関が認められている。現在2年目の形態変化と認知機能の変化について検討中である。
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