2008 Fiscal Year Annual Research Report
MRIにおいてステント内部の観察が可能な無誘導型ステントの開発
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19591418
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
加藤 博和 Okayama University, 保健学研究科, 教授 (60127511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 昌宏 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (50225306)
金澤 右 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (20243511)
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Keywords | MRI / Stent / Artifact / Hot spot / Phantom |
Research Abstract |
有限要素法を用いて種々の形状のステントモデルを作成した。それぞれのモデルに対してRF磁場の方向を変化させたときの誘導される磁場分布のシミュレーションを行った。RF磁場とステントの相互的な配置によって誘導される磁場の分布に大きな差が示された。またステントの形状を変えることにより,RF磁場を乱さないステントの作製が可能であることが示された. このシミュレーションの結果をもとにして,無誘導型ステントを作製した。 シミュレーション結果にもとづいて作製した無誘導型ステントと従来の方法で作製したステントをゲル状ファントム(CAGNファントム)に挿入し,1.5TMRI装置にて撮像した。その結果,従来のステントにおいてはステント内部が黒く描出され,ステント内のRF磁場が減弱されていることが示された。しかし無誘導型ステントにおいてはステント内部はその周囲と同じ濃度で描出され,ステント内のRF磁場は減弱されていないことが示された。 今後この結果をもとにして,強度,弾性,挿入性を考慮したステントについて検討を行う。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 小型MRIにおける傾斜磁場の設計2008
Author(s)
大村祐一, 伊波智子, 福原誠之, 野原章洋, 池本裕亮, 吉富敬祐, 大野誠一郎, 播本隆, 加藤博和
Organizer
第16回日本放射線技師会中四国放射線技師学術大会 第49回日本放射線技術学会中国・四国部会学術大会
Place of Presentation
徳島
Year and Date
2008-12-07
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