2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19591439
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
安陪 等思 Kurume University, 大学病院, 准教授 (90167940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 雄介 久留米大学, 医学部, 助教 (50268885)
田中 法瑞 久留米大学, 医学部, 講師 (00248402)
早渕 尚文 久留米大学, 医学部, 教授 (20108731)
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Keywords | ファントム / 放射線被曝 / IVR(interventional radiology) / 標準化 / 計測 / ホームページ |
Research Abstract |
研究体制の確立と情報の交換をスムースに行えるようにする目的でホームページを作成し,全国展開のための基盤を整備する。それと同時進行で近隣施設および協力可能な施設においてのデータ収集を行い。基準的な計測値を確定することを目標として開発を行い。ホームページ(http://www4. plala.or. jp/radiox/)の作成と本施設および遠隔の2施設での測定を行った。その結果,ファントムが遠隔地への郵送に耐えることとともに測定マニュアルの不十分さが明らかとなったため,その改善を行った。施設に送ると計測に時間がかかることも問題点として浮かび上がった。 ホームページの充実はその改訂頻度に負うところが多いので,情報発信を頻回に行いたいと考えている。今回,協力を得ることができた施設はFPDを用いた新型のDSAを有しており,被曝線量はむしろ低かった。問題はむしろ旧型を用いた施設で高線量被曝が行われていることが危惧されるので今後のターゲットとしてはそのような施設を探して被曝低減効果を高める必要がある。このためには高線量被曝の危険性がある施設の研究への参加を増やす方策が必要であるが,その危険性を認識している施設では参加に二の足を踏んでいるように思われる。ホームページの開発と研究成果の一部は日本脳神経血管内治療学会において報告を行い,好評を得た。その結果ホームページの閲覧は増えたが,研究参加の申し込みは少ない点が問題点として浮かび上がった。こちらからの呼びかけを行うことが必要であると思われた。
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