2007 Fiscal Year Annual Research Report
超高感度画像ガイド下超高分解能核磁気共鳴画像による微小リンパ節転移診断技術の開発
Project/Area Number |
19591446
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Research Institution | National Cancer Center Research Institute and Research Center for Innovative Oncology, National Cancer Center Hospital East |
Principal Investigator |
藤井 博史 National Cancer Center Research Institute and Research Center for Innovative Oncology, National Cancer Center Hospital East, 機能診断開発部, 部長 (80218982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 博司 国立循環器病センター, 先進診断機器開発室, 室長 (30399604)
落合 淳志 国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 臨床腫瘍病理部, 部長 (60183034)
山口 雅之 国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 機能診断開発部, 室長 (90450577)
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Keywords | SPECT / Tc-99m / MRI / 融合画像 / リンパ節 / 転移 |
Research Abstract |
小動物センチネルリンパ節転移モデルの転移リンパ節の検出を可能とするため、小動物用SPECT/CT装置を用いた高感度イメージング技術について、ファントムを用いた基礎的検討を行った。Tc-99mに関して、投与放射能に対して0.1%程度の高い感度が確認できた。この結果に基づき、Tc-99m標識リンパ節イメージング製剤のデザインを進めた。 3.0T強磁場MRIを用いて、マウス膝窩リンパ節の内部構造の観察が可能なシークエンスの設計及びそれらを用いたマウス移植腫瘍内の小構造のイメージングを試みた。その結果、ddyマウスに移植したsarcoma180の内部構造を数十ミクロンオーダーで観察することが可能となった。マウス膝窩リンパ節についても、その内部信号の不均一性の検出が可能と考えられた。 SPECTとMRIの融合画像については、両者に共通して使用が可能な樹脂製小動物用寝台を作成した。寝台にSPECT,MRIの両者で信号を検出できるマーカーを装着できる溝を掘ることでマーカーを固定し、重ね合わせの精度を高めた。これにより、SPECT画像の分解能である1.0mmの精度以下で両者の画像の融合が可能となった。 小動物リンパ節転移モデルについては、ddyマウスの足軟部組織に移植したsarcoma180が膝窩に腫大リンパ節を形成したため、転移リンパ節モデルとして用いることを予定したが、病理組織学的に腫瘍細胞の占拠が確認できなかったため、別腫瘍を用いた検討を進めることとした。
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