2007 Fiscal Year Annual Research Report
視床下部における食欲中枢のMRIによる3次元画像化に関する研究
Project/Area Number |
19591447
|
Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
荻野 孝史 National Center of Neurology and Psychiatry, 神経研究所・診断研究部, 室長 (50185526)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 俊 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 教授 (00134619)
森田 啓之 岐阜大学, 医学部, 教授 (80145044)
|
Keywords | 生物物理 / 生理学 / 脳・神経 / 可視化 / MRI |
Research Abstract |
本研究は、Mn2+造影MRI法により生きた動物個体(ラット、マウス等)を用いて視床下部における食欲中枢を50um・100umの空間分解能で3次元画像化する方法を開発し、レプチンや摂食促進/抑制因子の視床下部における反応部位を無侵襲、非破壊的に3次元MRI画像上で同定することを主な目的としている。 このような食欲調節因子の中枢投射を生きた動物個体を用いて、Mn2+造影MRI法により無侵襲、非破壊的に3次元画像化、同定するためには、以下の要素技術の確立が不可欠である。1)麻酔方法を含め、安定した動物実験法の確立、2)安全で再現性のあるMn2+すなわち、MnC12の投与方法の確立、3)非磁性の高感度RFコイル・プローブ(定位脳固定装置を含む)の作製、4)Mn2+造影MRI法のパルス系列及び撮像法の最適化、5)刺激に特異的な応答を時空間的に抽出(独立成分解析)し、脳機能マッピングを作成する方法の確立、6)クロスプラットホーム対応の3D MRI画像の大量データの解析、表示、保存システムの構築平成19年度は、上記の方法論の確立に重点を置いた実験、研究を行った。
|
Research Products
(2 results)