2007 Fiscal Year Annual Research Report
高密度焦点式超音波を用いた新しい下肢静脈瘤治療の開発
Project/Area Number |
19591474
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西蔭 誠二 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 助教 (30431844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 哲郎 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70190791)
出口 順夫 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50242053)
小山 博之 東京大学, 医学部附属病院, 客員准教授 (10241994)
重松 邦広 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20215966)
松本 洋一郎 東京大学, 工学部, 教授 (60111473)
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Keywords | HIFU / 下肢静脈瘤 / レボビスト |
Research Abstract |
静脈凝固に必要なHIFUの条件設定 下肢静脈瘤の治療に於いて、大伏在静脈の血流遮断が最も大事な処理となるが、この部位は比較的深部(表面から3cmほど)にあり静脈も太めであることより、この部位での凝固血栓閉塞の条件設定が最も重要となる。本年度は疑似組織内に手術持に採取した瘤化した大伏在静脈をセットし条件設定をおこなった。具体的には緩衝液を灌流するlcm径のtubeを挿入したポリアクリルアミドゲルに温度センサーを組み込んだPZT隔壁板(組織モデル)に2.17MHz波長の超音波プローブをHIFU transducerとして使用した。ポリアクリルアミドゲルを厚くして伏在大腿静脈接合部の深さに合わし温度上昇曲線を明らかにしたところ、血管前壁での音波の吸収が起こり血管前壁にのみ変性が起こることがわかった。血管を圧迫することにより前後壁ともに変性がおこることも組織を解析することでわかった。至適条件は超音波強度(1100-4800W/cm2)、照射秒数の目安(5-20sec)、レボビストの至適濃度(ボイド率として10^-5)であることがわかった。引き続き、この状態がin vivoにおいて再現されるか、ウサギの頚静脈を利用して測定してゆく予定である。
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Research Products
(1 results)