2007 Fiscal Year Annual Research Report
乳癌におけるオーファン受容体RORによるアロマターゼ遺伝子発現調節機構の解明
Project/Area Number |
19591502
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
堀口 淳 Gunma University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70272242)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鯉淵 幸生 群馬大学, 医学部, 助教 (10323346)
岩崎 俊晴 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80375576)
鯉淵 典之 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80234681)
飯野 佑一 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50124649)
小田原 宏樹 群馬大学, 医学部, 医員 (10420134)
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Keywords | 乳癌 / アロマターゼ / RORα / エストロゲン |
Research Abstract |
アロマターゼはアンドロゲンをエストロゲンに変換することから,乳癌の分化、進展に大きく関わる重要な酵素である。我々は,retinoic acid receptor (RAR)-related orphan receptoralpha(RORα)がアロマターゼの発現増加に関連する可能性が高いことを見出しており,本研究はそのメカニズムの解析を行っている。平成19年度は乳癌細胞株4株を用いてアロマターゼおよびRORαのmRNAレベルでの発現量を調べ,細胞間ごとに異なる量の発現を認めた。RORαには4つのアイソフォームがあるが,RORα1発現ベクターを乳癌細胞株に遺伝子導入したところ,RORα1の発現増加に伴いアロマターゼ蛋白の発現が増加(westernblotにて確認),そして,アロマターゼ活性(aromatase activity assay)の増加を認めた。また,アロマターゼのプロモーター領域をreporter gene assayにて解析し,プロモーターPI。4の範囲内にRORα応答領域が存在することを確認した。 基礎研究と並行して,乳癌組織のアロマターゼとRORαの発現量に相関を認めるかどうかを解析する目的で,乳癌手術検体を用いてそれぞれのmRNAレベルの発現をreal-time RT-PCR法にて解析予定である。平成19年度は症例登録のみを行った。予定100症例のうち50症例が登録され,RNAを回収済みである。
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Research Products
(25 results)