2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19591509
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田中 文明 Kyushu University, 大学病院, 助教 (30332836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 裕 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (90203249)
吉武 慎一郎 九州大学, 大学病院, 講師 (80315142)
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Keywords | 癌幹細胞 / SP / GO / 腫瘍増殖 / 多分化能 |
Research Abstract |
〈消化器癌株化癌細胞からの癌幹細胞の抽出〉 消化器癌における癌幹細胞のマーカーを明らかにするとともに、その生物学的特徴を明らかにすることを第一目標として研究を行った。われわれは、ヒト肝細胞癌株化細胞を用いて、初めて癌幹細胞の存在を明らかにした(Haraguchi,Tanaka, et. al.,stem cells,2006)。最終目標である癌幹細胞を標的とした特異的免疫治療を実施するために、マウス肝細胞癌細胞株MH129を用いて癌幹細胞の同定を進めた。ヒト肝癌細胞HuH7の癌幹細胞同定と同じ手法のSP成分をソーティングし、培養実験を行ったが、MH129では癌幹細胞成分は得られなかった。そこで、新規同定方法として、癌幹細胞が長期生存できるという性質を考慮し、細胞周期が停止しているGO期に着目した。FACSを用いてGO期細胞をソーティングした後に、in vitroで増殖能、コロニー形成能、また同系のマウス皮下に投与することによる腫瘍造成能を解析した。 その結果、非GO期細胞と比較してGO細胞が増殖能、コロニー形成能に優れ、また同系マウスのin vivoにおける腫瘍造成能にも優れていることが初めて明らかにされた。また、無血清培地において肝細胞、胆管細胞へ分化させる因子を混合培養することで、それぞれの成分への分化を実施している。また、薬剤耐性に関して、ABCトランスポーター遺伝子に依存するアンソラサイクリン系抗癌剤のみならず、多種の抗癌剤を用いて耐性実験を行っている。又向時に、4万4千遺伝子搭載オリゴマイクロアレイを用いて遺伝子発現解析を行った。 これらの結果を基に、GO細胞群より更なる候補マーカーの組み合わせにより、より癌幹細胞の本質に迫る。また、この絞り込みによって得られた細胞を用いて、最終目標である癌幹細胞特異的免疫を誘導することによる抗腫瘍効果の解析を実施する予定である
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Clinical significance of LAMB3 and COL7A1 mRNA in esophageal squamoos cell carcinoma2008
Author(s)
Kita Y, Mimori K, Tanaka E, Matsumoto T, Haraguchi N, Ishikawa K, Matsuzaki S, Fukuyoshi Y, Inoue H, Natsugoe S, Aikou T, Mori M.
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Journal Title
Eur J Surg Oncol
Pages: Epub
Peer Reviewed
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