2009 Fiscal Year Annual Research Report
DNAトポイソメラーゼIの転写制御の機序とイリノテカン感受性の検討
Project/Area Number |
19591552
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
小山 善久 Fukushima Medical University, 医学部, 講師 (90254036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹之下 誠一 公立大学法人福島県立医科大学, 医学部, 病院長 (10167489)
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Keywords | マイクロドーズ / 担癌 / 感受性 / クロノセラピー / サーカディアン |
Research Abstract |
本年度の研究課題として 1、大腸癌モデルマウスの作成 HT29細胞を使用しヌードマウスに大腸癌を担癌させる。 同時に、HT29細胞による抗がん剤感受性試験をHPLCにより分採し加速器分析質量器で測定することにより、 細胞レベルにおいて抗がん剤がどのくらい入っているのか検討する。 2、大腸癌モデルマウスに14Cイリノテカンを投薬し薬物動態の観察を行うと共に、投薬後、15分、30分、60分、120分ごとに採血および癌腫瘍を摘出し、HPLCにより分採を行うと共に薬物動態および癌組織にどのくらい抗がん剤が入っているのかの検討を行う。 以上の結果をサーカディアンリズムによる時間による投薬効果の確認い、クロノセラピーによる抗がん剤効果の検討を行った。 その結果、 大腸がんモデルの作製に時間がかかってしまい、抗がん剤投薬における抗腫瘍効果までみることができなかった。 しかし、細胞レベルにおけるサーカディアンリズムに基づいた投薬実験をマイクロドーズでおこなうことにより、クロノセラピー投薬治療が効果的になる可能性を示唆する実験結果を得られた。
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