2007 Fiscal Year Annual Research Report
血管新生を制御する細胞間シグナル分子調節による抗腫瘍療法、及び肝再生促進の試み
Project/Area Number |
19591575
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
清水 宏明 Chiba University, 大学院・医学研究院, 講師 (80272318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 勝 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70166156)
木村 文夫 千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (70334208)
大塚 将之 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (90334185)
三橋 登 千葉大学, フロンティアメディカル工学研究開発センター, 准教授 (80400985)
須田 浩介 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (50400908)
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Keywords | 遺伝子 / 癌 / 再生医学 / 細胞・組織 |
Research Abstract |
(1)血管新生を制御する細胞間シグナル分子の調節による抗腫瘍療法の試み:ChM-IcDNAをpcDNAプラスミドベクターに組み込んだ発現ベクターを作成し,まずは,invitroでのHEPG2細胞(ヒト肝細胞癌株)に遺伝子導入し,ChM-Iが発現を検討している。現在,stable tranfectant作成の段階である。 (2)黄疸肝,硬変肝の肝切除後肝再生促進の試み:Wistar系ラット(200-250g)を用い,総胆管結紮による黄疸肝モデル(BDL)を作成し,それぞれに70%肝切除を行い,肝切除施行前後に経時的に肝組織を採取し,再生肝重量,PCNA labeling index(L.I.),増殖因子の発現をRT-PCRにて評価した。BDL2週群にて肝組織中のHGF,VEGFmRNAの発現は増加していた。さらにTGF-b1mRNAの発現はsham群に比し有意に亢進しており,Hepatic stellate cells(HSCs)にて強発現していた。またdesmin陽性であるHSCsの数およびその活性化を認めた。OJ群では肝切除前よりPCNAL.I.がsham群に比して高く,肝再生は遅延していた。さらに,TGF-b1mRNAの発現はsham群に比し,肝切除前から48時間まで有意に高値であった。また,sham群では肝切除後にHGFmRNA発現の急激な上昇を認め,12-24時間にピークとなったのに対し,OJ群ではその発現のピークは消失していた。
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