2007 Fiscal Year Annual Research Report
肺癌における術中リンパ節微小転移検出方法の確立に向けた総合的研究
Project/Area Number |
19591618
|
Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kanazawa Medical Center |
Principal Investigator |
太田 安彦 Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kanazawa Medical Center, 医長 (00272964)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 勲 金沢大学, 医学部附属病院, 助手 (80361989)
小田 誠 金沢大学, 医学研究科, 准教授 (50224241)
渡邊 剛 金沢大学, 医学研究科, 教授 (60242492)
|
Keywords | 肺癌 / リンパ節転移 / 微小転移 / 術中診断 |
Research Abstract |
Rapid法による染色方法に関しては、試行錯誤の末に以下の方法で評価が可能と結論した。 1 凍結組織 4μmに薄切、 2 固定 4℃冷アセトン 20sec、 3 乾燥(Air dry)、 4 PBS+Triton-X100 3min、 5 PBS洗浄15secx3、 6 一次抗体(AE1/AE3)1:20 室温5min、7 PBS洗浄15secx3、 8 ENVISION(DAKO社) 室温7min、 9 PBS洗浄15secx3、 10 DAB発色(DAKO社)2-3min、 11 流水水洗5min、 12 Counterstain 温Gill's Hematoxylin 10sec 13色だし(温水)20sec、14 透徹・封入・鏡検 今回使用している1次抗体(AE1/AE3)の通常のパ3フィン切片による染色において100倍希釈で使用している。従って、凍結切片を使用する本研究では5倍濃度の高いい20希釈で行った。また、凍結切片では抗体の浸透性をよくするために界面活性剤Triton-X100を加えたPBSにて3分処理した。この処理を行うことにより染色性が極めて良好となった。今回の方法では、凍結ブロックを1回作製し、染色、鏡検まで行った場合、30分を要した。実際は1〜3個の凍結ブロックを作製しているので、さらの時間を要するであろうと考えられた。現在実際の臨床検体を使用して本染色方法を実施しデータを集積している。
|
Research Products
(2 results)