2008 Fiscal Year Annual Research Report
実験動物浸潤性脳腫瘍とマイクロアレイ法による悪性グリオーマ浸潤能規定遺伝子の同定
Project/Area Number |
19591675
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
市川 智継 Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10362964)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒住 和彦 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20509608)
|
Keywords | brain tumor / malignant glioma / invasion / angiogenesis / microarray analysis |
Research Abstract |
悪性グリオーマの浸潤性規定遺伝子を同定するために、我々の樹立し浸潤性の異なるふたつのイヌグリオーマ細胞J3T-1とJ3T-2を培養し、RNAを拙出し、RNA発現レベル解析を受託で行った。その結果、それぞれのグリオーマ細胞において比較的発現が高くなっている遺伝子を、浸潤性規定遺伝子の候補として20個程度抽出した。そのうちタンパクXをもっとも有力な浸潤規定遺伝子と予測し、その機能について確認すべく、次のような実験を行った。 まず、J3T-1とJ3T-2をラット大脳に移植して作成した脳腫瘍モデルの切片を作成して、タンパクXに対する抗体を用いて、組織の免疫染色を行い、組織内でのタンパク発現レベルの違いを比較確認した。さらに血管新生に関連するタンパクに対する抗体と二重染色を行い、ふたつの関連性についても検討した。 さらに、タンパクX遺伝子の遺伝子あるいは、それに対するshRNAを細胞に導入し、それらの細胞の浸潤性がどのように変化するかについて検討した。
|
Research Products
(31 results)