2008 Fiscal Year Annual Research Report
頸動脈プラーク不安定機構に関わるプロテオグリカンの意義とその制御
Project/Area Number |
19591681
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
宇野 昌明 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (90232884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永廣 信治 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (60145315)
松原 俊二 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60294675)
西 京子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (60335817)
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Keywords | 頸動脈病変 / CEA / decorin / biglycan / HC II |
Research Abstract |
19年度に引き続き、さらにスタチン投与によりプラークが安定化するかどうかを酸化LDL, MMP-9活性およびプロテオグリカン蛋白発現量の変化を解析している。CEA適応が決定した症例にCEA前日まで少なくとも1週間から1ケ月スタチンを投与している。不安定性プラークでは酸化LDLとβ2glycoprotein1との複合物(OxLDL/β2GP1)やプロテオグリカンのビグリカンおよびデコリンが上昇しており、MMP-9活性の上昇と相関がみられている。またスタチン投与例ではOxLDL/β2GP1およびMMP-9活性低下が観察されており、プロテオグリカンおよびビグリカンの発現を免疫組織学的およびwestern blot解析によりOxLDL/β2GP1およびMMP-9活性との関係を解析するためスタチン投与症例を追加しており、その解析を継続している。
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