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2007 Fiscal Year Annual Research Report

脳動脈瘤の発生・増大機序の解明:脳動脈瘤モデルを用いて

Research Project

Project/Area Number 19591705
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

糟谷 英俊  Tokyo Women's Medical University, 医学部, 教授 (50169455)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米山 琢  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (90318105)
赤川 浩之  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (60398807)
Keywordsくも膜下出血 / 脳動脈瘤 / 高血圧 / イヌ / 脳血管 / 腎動脈
Research Abstract

現在、イヌ脳動脈瘤モデルの作成中である。イヌ8頭に脳血管撮影を行い、両側内頚動脈、舌動脈以外の外頚動脈を結紮し、腎動脈の血流量を減少させるために左側腎動脈を狭窄させた。処置1週間後より8%NaCl入り食餌を投与し、処置3カ月後血圧測定・血管撮影を行った。3ケ月では脳動脈瘤は形成されていなかった。3ケ月後より0.12%3APN+8%NaCl入り食餌、以後3ケ月ごとにそけい部より血圧測定・血管撮影を行っている。これまでのところ、6ケ月時の検査を8頭で終えた。すべての脳底動脈は拡大、一部蛇行しており、脳底動脈への血流の負担はかなりなものと考えられた。1頭に脳動脈瘤の形成、3頭に血管分岐部のふくらみをみている。ヘモダイナミックなストレスとしての血圧の上昇が十分でないため、両側の腎動脈の狭窄を行う予定としている。マウスやラットでは2,3ケ月で30-70%の脳動脈瘤発生率であり、大型動物では、サルで1年後に3頭中1頭に発生したとの報告があるのみである。6ケ月での脳動脈瘤の形成はそれなりに評価される結果と考えている。今後も継続して飼育し、血管撮影をおこなっていく予定である。血管撮影で脳動脈瘤を経時的に把握できるのが、今回のモデルの最大の強みと考えている。万が一、破裂した場合には、安楽死させ、解剖を行える体制としている。今回、モデルが確立されれば、脳動脈瘤を摘出し、遺伝子発現の変化を確認、治療・予防方法の研究を行う。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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