2007 Fiscal Year Annual Research Report
脳腫瘍に対する音響化学療法の臨床応用にむけた基礎的研究
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19591711
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
福島 武雄 Fukuoka University, 医学部, 教授 (10078735)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
継 仁 福岡大学, 医学部, 准教授 (80279273)
大城 真也 福岡大学, 医学部, 講師 (40309901)
小松 文成 福岡大学, 医学部, 助教 (70412591)
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Keywords | 音響化学療法 / 集束型超音波 / ヒトグリオーマ細胞株 / ヌードラット / 実験脳腫瘍 / 音響化学活性物質 / 5aminolevulinic acid / タラポルフィリン |
Research Abstract |
我々は悪性脳腫瘍の新たな治療法の開発として並行型および集束型超各波を利用しヒトグリオーマ株細胞および株細胞をヌードラットの脳組織に移植し実験脳腫瘍を作成し,in vitroおよびin vivoで種々の音響化学活性物質を増感剤として用い音響化学療法を行ってきた。今回ヌードラット脳内にヒトグリオーマ細胞株であるU251,U105およびU87細胞を移植し脳腫瘍モデルを作成し検討した。移植1週間後に定位的に超音波照射を行った。音響化学物質として,キサンテンであるローズベンガルおよび5aminolevulinic acid(5-ALA)およびタラポルフィリンを用いた。5-ALAは悪性神経膠腫と親和性が高く正常脳と腫瘍組織の組織内濃度比は1:8と優れ,タラポルフィリンは肺ガンの治療に臨床応用されており,いずれも臨床に応用可能な音響化学活性物質として期待される。今回は新設したアンプを使用し,照射強度および照射時間は,25W/cm^2,5分闇とした。照射に際しては,使用器具をアルコール殺菌し細菌感染に注意した。処置後は1週間飼育した。対照群と治療群(n=5)について腫瘍の最大径を測定し治療効果を判定した。照射後の感染は,清潔操作を徹底することにより,抗生剤等追加投与なく照射モデルを作ることが出来た。前回の実験では,1週間後の腫瘍最大径を測定すると対照群の平均は38mmに対し超音波照射群は平均40mmで治療効果を示唆する所見は得られなかったが現在nを増やしこれらの増感剤の抗腫瘍効果について検討中である。臨床に応用されている5-ALAやタラポルフィリンナトリウムの音響化学活性物質としての有効性を検討する。
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Research Products
(3 results)