2008 Fiscal Year Annual Research Report
神経因性疼痛モデルにおけるセロトニン受容体(5HT-2C)のRNA編集の効果
Project/Area Number |
19591791
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高階 雅紀 Osaka University, 医学部附属病院, 講師 (30221352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩平 哲 大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (90243229)
中江 文 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60379170)
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Keywords | 脊髄坐滅モデル / セロトニン2C受容体 / RNA編集 |
Research Abstract |
今年度は鬱行動との関連を見出すため、大脳サンプルの分析を中心に行った。鬱の場合にセロトニン2C受容体のRNA編集率の割合が変化すると言われている大脳皮質前頭前野に相当する部分を左右に分けてサンプル採取を行い、その編集率を検討した。しかし、脊髄坐滅モデルでの鬱行動の評価が難しく、予想されたような結果は得られなかった。 脊髄坐滅モデルの痛みのメカニズムを明らかにすることを主眼に前年度の脊髄坐滅モデルに工夫を凝らし、より疼痛行動が明らかになるようなモデルを作成した。そのRNA編集の分析を行い、そのメカニズムの解明に着手している。また、今回の編集率に寄与する因子として小さなRNA分子に着目し、その検討を行った。来年度よりその機能を明らかにし、阻害分子もしくは促進分子の投与を試みる予定である。
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Research Products
(1 results)