2007 Fiscal Year Annual Research Report
アクロメリン酸A誘導体を用いた神経因性疼痛治療薬の開発
Project/Area Number |
19591823
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
南 敏明 Osaka Medical College, 医学部, 教授 (00257841)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 ゆみ 大阪医科大学, 医学部, 講師 (50368099)
奥野 隆司 大阪医科大学, 医学部, 助教 (20445993)
荘園 雅子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (90445982)
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Keywords | アクロメリン酸 / 神経因性疼痛 / アロディニア / グルタミン酸受容体 / 一酸化窒素 |
Research Abstract |
アクロメリン酸誘導体が神経因性疼痛を抑制 アクロメリン酸による作用のメカニズムを解明していく過程で合成されたアクロメリン酸A誘導体100余の化合物を検討した結果、PSPA-1は、アクロメリン酸によるアロディニアを抑制レた。侵害性疼痛、炎症性疼痛、神経因性疼痛のそれぞれ動物モデルを作製し、そのモデルに対するPSPA-1の効果を調べると、PSPA-1は、侵害性疼痛、炎症性疼痛には全く効果を示さず、神経因性疼痛を抑制した。PSPA-1の髄腔内投与によって、神経因性疼痛モデルの疼痛閾値を改善するだけではなく、NADPHジアホラーゼ組織化学染色を行うと脊髄後角の神経型一酸化窒素合成酵素活性が非処置群と同様までに抑制されたことより、アクロメリン酸A誘導体であるPSPA-1はグルタミン酸受容体一酸化窒素の経路に作用して神経因性疼痛を抑制することを明らかにしたくEur.J.Pharmacol.575:75-81,2007.)。
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